こぼれ落ちていく
『ねぇ!プリクラ撮りに行こう!!』
バイトが終わっていつものように、竜也が表で待っていてくれた。
私は、さっちゃんと、幸助がプリクラを撮ったことを話、
撮りたいと言って、
竜也もノリノリでプリクラを撮った。
この日撮ったプリクラに映る
私と竜也の間には、微妙な距離感。
初めて撮りました!感じが丸出しで、
今みても、本当に初々しくて、わらける。
この、初めて撮ったプリクラは今も1枚だけ─
捨てれずに、
手帳の中──────。