こぼれ落ちていく
部屋に入り、携帯をボォーっと眺めてたら、
携帯が鳴った。


──着信中──
竜也

『もしもし?』



『今ついたぁー!』


いつもの、電話。

いつもの、竜也の声。


なのに、何か違う─。





どうしよ!私、竜也の声に、
ドキドキしてる。



『本当は、ボーリングの罰ゲームまで、チュウしないって、思ったけど、急にしたくなってしまった!!』


竜也は、照れ臭そうに話ていたね。







なんだか、急に竜也に逢いたくなってきた。



へんなの、1時間前まで、逢ってたのに。
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