こぼれ落ちていく
バイクにまたがる、
竜也の服を引っ張った。


『えっ?!おお。来週から、あんまり逢えなくなるしなぁ…。家くる?』



『行く♪行く♪』


テンションあがってきたぁーー。


やった!!やった!!

初めての竜也の家だよ。
ドキドキだぁー!!

『早く!早く!』


『あほかぁ!これ以上スピードだせるかぁ!』


バイクを走らせる、竜也の背中。


おもっいきり、抱きついて。

私は、誓った。



誰にも、竜也の後ろ譲らない。




私だけの竜也でいてね。










私、今幸せです。
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