こぼれ落ちていく

私、佐倉川桃華!!


17歳。

高校は、
─────昨日辞めた!!
親が泣きながら、
退学届けだしてくれた。

だから桃華も泣いた。


もう、戻れないんだ。
時間は、進むことしかないし、

動いてしまった、
桃華の気持ちも進むことしかできないの。

今の桃華に、ブレーキなんてない。

アクセル前開。


だって───



見つけてしまったの。
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