こぼれ落ちていく
なんとなく、竜也の携帯に手が伸びて、

開いてみたけど、竜也も何も言わないから、

そのまま電話帳を見た。


探しても、探しても、
女のメモリーは私だけ。

『ん?女のメモリーなくない?』


『女友達のグループ間違って消してもたんよ。』


えっ?!嘘?!
そうなん?!

消してしまって、必要せいがあれば、
周りの友達に聞き回ったりするよね?!

てことは─────。
女友達必要ないってこと?!

ってなると──────。
竜也に女の影はなし。
ってこと?!

って、それってやばくない?!

かなり嬉しいよ。

ヤバイ!ヤバイ!
勝手に顔がにやけてくる。










私、竜也に愛されてるよ。
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