こぼれ落ちていく
『おいしい!!』
私は、竜也の初めての手料理に感動した。
『なぁ。桃は俺のこと本当に好きなの??』
真顔で、真剣に聞いてくる竜也。
ん??好きだよ。
『どしたん?好きやで。』
『本当に?好きなら、普通俺の横で爆睡できんくない??』
えっ?!好きって、そう言うことなの??
『竜也の腕枕が気持ちよすぎて、爆睡してもたの。逆に、嫌いな人の腕枕だったら、爆睡できないよ。』
『そうなんかなぁ……。俺は、お前がおって、嬉しくてあんまり眠れなかったのに。』
えっ?!寝てないの?
ビックリだよ。
竜也も、私のこと大好きでいてくれてるんだ。