友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
玄関に座り込んで、私はただただ泣き続けた。


まっすぐな気持ちを伝えてくれた渉に背を向けて、ひどいことを言って傷つけた。



神様どうか、私は渉を傷つけてしまった罪を背負っていきます。

だけど、この子には罪はありません。

だから・・・どうか罪を与えるとしたら私にだけ与えてください・・・。


泣きながら、体を小さく丸めて、両手でお腹に触れる。

お腹の子にも謝りながら・・・。
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