友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
「選ばれた?」
「そう、俺たち選ばれたんだよ。この子に。」
「・・・」
お腹がじんわりとあたたかくなるのを感じる。
渉と私を繋いでくれた命。
「命を守る選択をして、今までママ一人で守らせて、ごめんな。」
渉がそっとお腹に話しかける。
「パパもこれからは守るから。ママも、お前も。だから安心して生まれて来いよ。」
その顔はすっかり父親の顔に見える。
落ち着いていて、軸のぶれない堂々とした顔。
愛おしくすべてを包み込む顔。
「・・・お前って言ったら怒っちゃうかな。なんてよべばいいかな」
渉の言葉に、私は思わず微笑む。
「そう、俺たち選ばれたんだよ。この子に。」
「・・・」
お腹がじんわりとあたたかくなるのを感じる。
渉と私を繋いでくれた命。
「命を守る選択をして、今までママ一人で守らせて、ごめんな。」
渉がそっとお腹に話しかける。
「パパもこれからは守るから。ママも、お前も。だから安心して生まれて来いよ。」
その顔はすっかり父親の顔に見える。
落ち着いていて、軸のぶれない堂々とした顔。
愛おしくすべてを包み込む顔。
「・・・お前って言ったら怒っちゃうかな。なんてよべばいいかな」
渉の言葉に、私は思わず微笑む。