友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
第12章 過去の呪縛
ずっとひとりで通っていた妊婦検診に渉が一緒に来てくれることが、なんだかくすぐったい。
渉の運転で病院についた私たち。
受付をしている時も、待合室で待っている時も、渉は待合室に置いてある育児雑誌を見ながら、新しく知ったことを私に感動した様子で教えてくれる。
「なんか、緊張するな」
「ん?」
「はじめて会えるみたいに感じる。」
「そうだね」
渉がエコーで赤ちゃんを見るのは初めてだ。
「性別、わかるかな」
「どうだろうね」
「で、聞くか聞かないか決めた?」
渉は性別を聞きたくてうずうずしているらしい。
いろいろと赤ちゃんの物をすでに買いたい様子の渉。
性別がわかった瞬間今まで我慢していたものを買い始めるのではと思っていた。
「私は・・・どうかな。」
「たとえ男の子でも女の子でも、俺はうれしいから聞きたいけどな。」
渉の運転で病院についた私たち。
受付をしている時も、待合室で待っている時も、渉は待合室に置いてある育児雑誌を見ながら、新しく知ったことを私に感動した様子で教えてくれる。
「なんか、緊張するな」
「ん?」
「はじめて会えるみたいに感じる。」
「そうだね」
渉がエコーで赤ちゃんを見るのは初めてだ。
「性別、わかるかな」
「どうだろうね」
「で、聞くか聞かないか決めた?」
渉は性別を聞きたくてうずうずしているらしい。
いろいろと赤ちゃんの物をすでに買いたい様子の渉。
性別がわかった瞬間今まで我慢していたものを買い始めるのではと思っていた。
「私は・・・どうかな。」
「たとえ男の子でも女の子でも、俺はうれしいから聞きたいけどな。」