友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
だから玲奈に再会した時、これは運命だと思った。

そして、手放したくないと思った。

もう、離れていることなど、耐えられなかった。

玲奈のいない展望台で何度も何度も唇をかみしめて、悔しさにやけになることもあった。



でも、奇跡的に再会した。

「俺は玲奈を愛してるんだ」


俺の言葉に玲奈は声を漏らして、肩を震わせながら泣き始めた。
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