友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
渉の背中を目で追いながら、もうすぐ父親になろうとしているその背中にたくましさを感じる。
いつも支えてくれている渉。
私もちゃんと渉を支えられる奥さんでありたいと思う。
私たちは、香澄からの手紙を読んでから数日後に入籍した。
結婚指輪を薬指にはめている渉。
運転している渉の左手の薬指に同じ指輪が光っていることが私はうれしくて時々今でもくすぐったい。
「ほら、あったかいお茶淹れたから飲め?」
「ありがとう」
湯気のあがるカップを慎重に私の手に渡してくれる渉。
「熱いから気をつけろよ?」
「うん」
マグカップを持ちながら、ふーっと息を吹きかけ冷ます私。
「体、あったまったか?」
心配性な渉は私の体に触れて、あたたかさをチェックしている。
いつも支えてくれている渉。
私もちゃんと渉を支えられる奥さんでありたいと思う。
私たちは、香澄からの手紙を読んでから数日後に入籍した。
結婚指輪を薬指にはめている渉。
運転している渉の左手の薬指に同じ指輪が光っていることが私はうれしくて時々今でもくすぐったい。
「ほら、あったかいお茶淹れたから飲め?」
「ありがとう」
湯気のあがるカップを慎重に私の手に渡してくれる渉。
「熱いから気をつけろよ?」
「うん」
マグカップを持ちながら、ふーっと息を吹きかけ冷ます私。
「体、あったまったか?」
心配性な渉は私の体に触れて、あたたかさをチェックしている。