友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
陣痛の間隔が10分を切ってから、病院の指示通り私たちは産院に向かった。
そのころにはお腹だけではなく腰もずっしりと重くて、陣痛が来るとお腹も背中も腰も、ゴムベルトでぎゅーっと締め上げられているような激痛を感じた。
「痛い・・・」
ギュッと唇をかみしめながら、渉にしがみつくようにして何とか産院の中に入ると、思っていたよりもお産は進んでいたらしく、私は着替えてすぐに分娩室に入った。
そこでも渉はひたすら私のサポートをしてくれている。
お産に関する情報をひたすら読み漁っていた渉はテニスボールで私のおしりをぐりぐりと押してくれたり、ストローをさした飲み物を絶妙なタイミングで口元へ運んでくれる。
「頑張れ」
何度も何度もそう声をかけてくれる渉。
私が陣痛のたびに渉の手を握ってしまい、少し内出血している。
それでも何かにすがりたくて、私が渉に手を伸ばすと、渉は「俺の手をぶっ潰してもいいから頑張れ!」とワイルドなことを言いながら渉も私の手を握り返してくれた。
そのころにはお腹だけではなく腰もずっしりと重くて、陣痛が来るとお腹も背中も腰も、ゴムベルトでぎゅーっと締め上げられているような激痛を感じた。
「痛い・・・」
ギュッと唇をかみしめながら、渉にしがみつくようにして何とか産院の中に入ると、思っていたよりもお産は進んでいたらしく、私は着替えてすぐに分娩室に入った。
そこでも渉はひたすら私のサポートをしてくれている。
お産に関する情報をひたすら読み漁っていた渉はテニスボールで私のおしりをぐりぐりと押してくれたり、ストローをさした飲み物を絶妙なタイミングで口元へ運んでくれる。
「頑張れ」
何度も何度もそう声をかけてくれる渉。
私が陣痛のたびに渉の手を握ってしまい、少し内出血している。
それでも何かにすがりたくて、私が渉に手を伸ばすと、渉は「俺の手をぶっ潰してもいいから頑張れ!」とワイルドなことを言いながら渉も私の手を握り返してくれた。