友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
タクシーが止まり渉はさっさと会計を済ませてタクシーから降りる。
私はそのままタクシーで自分のアパートに帰ろうと乗ったままでいると、私の乗っているほうの後部座席のドアが外から開けられた。
「ありがとうございました」
渉は運転手にそう言って、私の手をつかみ車から降ろす。
「え?」
動揺する私を気にせず、渉はすたすたと私の手を握ったまま歩き出す。
タクシーが止まったのは大きなマンション。
私が住んでいるアパートとは似ても似つかない大きさときれいさだ。
手を引かれるままに渉について行くと、渉はマンションの玄関を入り、エントランスの機械を操作した。セキュリティまでしっかりしている・・・。
ここってやっぱり渉のマンションだよ・・な・・・
そう思うと、このままエントランスの扉を抜けてはいけない気がして私は握られている自分の手を、渉から離そうと力を込めた。
私はそのままタクシーで自分のアパートに帰ろうと乗ったままでいると、私の乗っているほうの後部座席のドアが外から開けられた。
「ありがとうございました」
渉は運転手にそう言って、私の手をつかみ車から降ろす。
「え?」
動揺する私を気にせず、渉はすたすたと私の手を握ったまま歩き出す。
タクシーが止まったのは大きなマンション。
私が住んでいるアパートとは似ても似つかない大きさときれいさだ。
手を引かれるままに渉について行くと、渉はマンションの玄関を入り、エントランスの機械を操作した。セキュリティまでしっかりしている・・・。
ここってやっぱり渉のマンションだよ・・な・・・
そう思うと、このままエントランスの扉を抜けてはいけない気がして私は握られている自分の手を、渉から離そうと力を込めた。