友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
胸がざわめき久しぶりにつわりににた症状に襲われて私はキッチンへ向かった。

コップに水を注いで飲んでから、仕事用のバックを見た。

バックへ近づき鞄から手帳をだす。
そこにはさんだ、渉から渡された紙。

『◯◯カフェで待ってる。店が閉まっても待ってるから。来れないときは連絡がほしい。』
メッセージと一緒に書かれた渉の携帯番号。

閉まっても待ってるからって。

私は自分の携帯を手に持ち、紙と携帯を交互に見る。

時計を見ると11時40分。
もうすぐ閉店じゃない…。

私は大きく深呼吸をしてから…電話をした。
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