夏の青、と君の青。
男の腹に手を回し風邪を感じる
暗くなってから受けるそれは少し冷たかった。
彼と自動ドアを潜り抜ける
白い廊下に2人分の足音が響いていた
ぴっぴっぴっ、、
シュコー。、
七種 いろは
病室の扉の前のプレートにはそうあった
今日も彼女はそこに寝ていた
機械的な呼吸音を響かせながら
彼女の手を握った
温かった。
ーーー
「そろそろ面会時間終わりですよ。」
彼女の担当の看護師がそう伝えに来る
俺たちは立ち上がった
「いろは。
また来るな。」
優しく手を握り直してベッドの上に置いた。
白い廊下にまた2人の足音が響く
ざぁぁあああ
嫌な風。
外では木々が荒々しく吹かれていた
i「いろは.轢いた犯人まだ見つからないのか。」
一海が言った
c「ぁあ。
手がかりがバイクのエンジン音だけだからな。。
まぁ、見つからねえよな。」
帰りまた後ろに乗せてもらったが途中で
i「痛い。」
と腹に回してた手を優しく叩かれた
h「やっと来た〜。」
はる、真白、紅香、桜夕がそこで待っていた。
h「どうだった。」
はるが俺を所定の場所へ案内するとともに彼女の容体を聞いてきた
c「どうって。
相変わらずだよ。
まだ寝てる。」
少し冷たい口調でそう言った
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