夏の青、と君の青。
h「そっか。」
暗い空気になる
少しの沈黙
i「なにか、新しい情報入ったのか。」
一海がそれを破った
s「もー。
お前ら2人は最近ずっとそればっかりだな。」
はると桜夕の影から真白と紅香が蝋燭に火を灯したデコレーションケーキを出してきた。
m「今日は。
一海の16回目の誕生日でしょ。」
h.k.m.s
「「「「!!おめでとう!!」」」」
一海はなんとも言えない顔で笑ってた。
俺はとても笑えなかった。
他の皆は楽しそうに笑ってる
やっぱり俺も少し笑っておいた。
彼らが酒を嗜んでいる騒いでる中。。
バババババババッ
この町には聞き覚えのないそんな音が遠くで響いた。
〜はる
バババババババッ
あまり聞き覚えのないエンジン音。
怖い顔の冬
h「冬、どしたの。」
立ち上がった彼の横に立ち問う
c「いや。
なんでもない。」
うわぁ。
すごい顔
こわいこわい。
h「ほら、
そんな顔してないで今日は一海の誕生日なんだから、思いっきり祝おうよ。」
彼の手を引いて話の中に引き摺り込んだ。
彼は笑った。
けどどこか上の空だった。
ふぁぁあ。
冬があくびをする
それが時計回りにうつって僕に届いた
h「そろそろお開きにする?」
皆がこちらを見る
あ、一海と冬以外。。
まだ騒ぎ足りないって顔
h「それとも、僕んちくる?」
明るくなる表情
c「俺は帰る。」
h「もー冬今日はとことん付き合い悪いね。
でもどうやって帰るの?
一海に乗せてもらったんでしょ。」
c「いや、明日学校だろ。
桜夕、真白、紅香、はる。。
明日遅刻したら。。。。」
ぶるりと身震いした
遅刻したら。
手を振りながらこの場を離れていった冬を
i「今日はありがとな。」
一海が追いかけて行った。
h「やっぱり。
解散にしよっか。」
誰もことを発さなかったが何度もうなずいていた