夏の青、と君の青。
〜ふゆ





i「ついたぞ。」







c「ん。
ありがとう。」





閉じていたまぶたを上げ彼に礼を言う


i「また明日な。」


彼はそう言って走り去った
暗い家が俺の帰りを待っていた






服を着替え顔を洗った



ーーー



ダッダッダッダッ ズバババ
















〜はる



今日も。。
窓の外を見る。
響いてくる重低音。






千冬の音だ。








多分皆も気付いてるだろう。
特徴的な音だから。








ーーー



〜♪




h「冬ー。
ちふゆー。」



どんどん



戸をたたいたが返事はなかった
単車もない。



帰ってないのか。
ゆっくり歩いて登校しようと思ったのに。



それに千冬の家寄ったら遠回りなんだぞ。




そんなこと本人に言ったら寄らなくていいって言われそうだけど。
坂の町を急いで下って行った。



やべ。
門が締まりかけてる



m「お先〜♪」



全速力で走る俺をバイクに乗った真白と紅香が通り過ぎた
手をひらひらと振りながら。






ガラガラガラ、




ストン。



h「セーフ。」

先生の機嫌を伺う











「アウトじゃぁぁあああ。」




うわぁ。
ダメだったみたい。

起こり出した先生に謝罪して教室へ急いだ
運いないか。
窓際の黒髪の彼女の隣冬はいなかった。

t「今日は
乗ってこなかったの。」

凛とした声が届く。
俺は急いで授業の準備をしていた


ん?



横を見る
彼女と目があった




「俺?」




彼女はまたツンと前を見てしまった。


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