Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「睦月さん…」

「お久しぶりです…摩弥さん」

「元気そうですね…」

「柊さんと此処で何をしているんですか?」

盗み訊きした二人の奇妙な会話が気になり、訊いてみた。

「丁度二人で食事をしながら仕事の話をしていて…私を豊さんのマンションまで送り届けてくれたんですよ。そうですよね・・・柊マネジャー」

「あぁ」


「それにしては二人の話は少々変だったけど…」

千里さんが鋭い突っ込みを入れた。

「何処がですか?御堂千里さん」

「それは…説明出来ない…そうだ・・・摩弥さんが副業されているようですね…」

「えぇ~得意のタイピング活かしてデータ入力の仕事をしています」

「亜久里、俺は帰る…神楽坂社長と上手くやれよ…」

「柊マネジャーに言われなくても…上手くやります…」

柊さんは私達の元を去ってしまった。

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