Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「睦月さんも料理の苦手な紗羅の為にすまないね…」

「いいんですよ…」

「苦手は余計よ…佐久也」

紗羅さんは佐久也さんを睨んだ。

「佐久也さん、夕食は?」

「今夜は会食があったから…食べて来た…お気遣いありがとう…睦月さん、どっちが俺の妻か分からないな…」

「佐久也!?」

「パパ…僕寝るから…絵本読んで」

「ん、あ…そうだな…じゃ部屋に行くか?朔斗」

「うん」

「じゃ俺は朔斗の部屋行くよ…紗羅」

「うん」

佐久也さんは朔斗君を廊下に出てしまった。


< 131 / 249 >

この作品をシェア

pagetop