Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「お前ら、遅いぞ!!」
神楽坂会長と紗月さんが先に来て、陣取りをしていた。

「ねむっ」
豊が大欠伸をしながら私達を迎える。

「えっ?」
豊は私の顔を見て、目を見開いた。

「何で!?お前が居るんだ?睦月」

「睦月に運動会のお弁当作り手伝って貰ったから…」

「姉貴…弁当位自分で作れよ…」

「私…妊婦で調子が悪いんだから…」

「えっ?二番目、デキたのか?」

「まぁね。ねっ、佐久也」

「俺は記憶にないんだけど…」

「佐久也!?」

「冗談だよ・・・冗談」

「全然、冗談になってないし」

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