Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
朔斗君の運動会が始まった。
神楽坂会長にとっては初孫の朔斗君。
朔斗君の姿を写真に撮ろうとこの日の為に一眼レフカメラを購入。
「父さんも使えないなら、なんでこんなもん買うんだよな・・・全く」
会長に代わり、豊が朔斗君の写真撮影に奔走した。
その傍らで私はiPhoneで朔斗君を撮った。
「何で!?俺の横に居るんだよ!?睦月」
「仕方ないでしょ?被写体は同じ朔斗君なんだから…」
「大体、お前と朔斗は赤の他人だろ?」
「…豊と再婚すれば…赤の他人じゃなくなるわよ」
「はぁ?…まさか…姉貴から後継者の話訊いたのか?」
「まぁね…」
豊は口を引き結び、軽く溜息をつく。
「佐久也さんは周防家の当主にならないんでしょ?」
「まぁな…佐久也さんは元々周防家とは血の繋がりがないからな・・・」
朔斗君はかけっこの種目を終え、他の園児たちとグランドから退場する。
神楽坂会長にとっては初孫の朔斗君。
朔斗君の姿を写真に撮ろうとこの日の為に一眼レフカメラを購入。
「父さんも使えないなら、なんでこんなもん買うんだよな・・・全く」
会長に代わり、豊が朔斗君の写真撮影に奔走した。
その傍らで私はiPhoneで朔斗君を撮った。
「何で!?俺の横に居るんだよ!?睦月」
「仕方ないでしょ?被写体は同じ朔斗君なんだから…」
「大体、お前と朔斗は赤の他人だろ?」
「…豊と再婚すれば…赤の他人じゃなくなるわよ」
「はぁ?…まさか…姉貴から後継者の話訊いたのか?」
「まぁね…」
豊は口を引き結び、軽く溜息をつく。
「佐久也さんは周防家の当主にならないんでしょ?」
「まぁな…佐久也さんは元々周防家とは血の繋がりがないからな・・・」
朔斗君はかけっこの種目を終え、他の園児たちとグランドから退場する。