Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
私は豊のベットで一夜を過ごした。
「おはよー」

「あ…おはよー…睦月」

私は豊よりも先に起きて、朝食の準備をした。
ダイニングテーブルには私の手料理が並んだ。

「俺の冷蔵庫で良くこれだけ作れたな…」

「私の冷蔵庫から食材を持って来て…作ったのよ…」
豊の冷蔵庫は缶ビールやドリンク剤にワインボトル、賞味期限ぎりぎりの調味料しか入ってなかった。

「だよな…」

「豊の食生活はどうなってんの?」

「・・・でも、これからは睦月がまた管理してくれるんだろ?」

「えっ?あ…まぁ、そうだけど・・・」

「なら、心配ないだろ?」

豊はそう言って、椅子に座った。

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