Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「あのさ・・・」
俺が上着をハンガーに掛け、ポールに引っ掛けてると睦月はキッチンに立っていた。
「何淹れてんだ?」
「酔い冷ましのローズヒップティーよ」
「酔い冷まし?別に…今夜は余り飲んでないよ…でも、折角淹れてくれてるし、飲んでみるよ」
俺は睦月の淹れたローズヒップティ―を見る。
「ローズヒップティーって言うからルビー色かと思ったけど…これは琥珀色だな…」
「市販のローズヒップティーにはハイビスカスティーがブレンドされてるのが多いから…」
「へぇー…」
「ローズヒップティーにはレモン二十倍のビタミンCが入ってるし…それに、美肌効果や利尿作用もあるから…カラダの内からキレイになれるの…それにノンカフェインで、妊婦さんも飲めるのよ…」
「・・・ハーブティーって植物性だな…」
「そうだけど…」
「・・・睦月のおかげで…ヒントを得た」
「何の??」
「新しいビジネスだ…ボタニカルカフェだ…」
[!?」
「レオンがフランスの有名なボタニカルブランドを買収した話を知ってるだろ?」
「まぁ―・・・」
「『ヘブンズホテル・ベイ東京』の来夏に完成予定の別館にその一号店を出店しようと交渉してるんだけど…店舗確保に苦労してたんだ…筒見社長の提示する条件も厳しくて…化粧品ブランドだから…そっちに目が向かっていたけど…新しいビジネスを取り入れて…もう一度一から練り直す…ありがとう…睦月」
「何だか…私…豊の仕事の役に立ったようね…」
「あぁ・・・そうだ・・・今度、筒見社長ファミリーを招待してホームパーティをしよう・・・」
「いいけど…じゃ佐久也さん達も呼ぶ?」
「そうだな…」
俺が上着をハンガーに掛け、ポールに引っ掛けてると睦月はキッチンに立っていた。
「何淹れてんだ?」
「酔い冷ましのローズヒップティーよ」
「酔い冷まし?別に…今夜は余り飲んでないよ…でも、折角淹れてくれてるし、飲んでみるよ」
俺は睦月の淹れたローズヒップティ―を見る。
「ローズヒップティーって言うからルビー色かと思ったけど…これは琥珀色だな…」
「市販のローズヒップティーにはハイビスカスティーがブレンドされてるのが多いから…」
「へぇー…」
「ローズヒップティーにはレモン二十倍のビタミンCが入ってるし…それに、美肌効果や利尿作用もあるから…カラダの内からキレイになれるの…それにノンカフェインで、妊婦さんも飲めるのよ…」
「・・・ハーブティーって植物性だな…」
「そうだけど…」
「・・・睦月のおかげで…ヒントを得た」
「何の??」
「新しいビジネスだ…ボタニカルカフェだ…」
[!?」
「レオンがフランスの有名なボタニカルブランドを買収した話を知ってるだろ?」
「まぁ―・・・」
「『ヘブンズホテル・ベイ東京』の来夏に完成予定の別館にその一号店を出店しようと交渉してるんだけど…店舗確保に苦労してたんだ…筒見社長の提示する条件も厳しくて…化粧品ブランドだから…そっちに目が向かっていたけど…新しいビジネスを取り入れて…もう一度一から練り直す…ありがとう…睦月」
「何だか…私…豊の仕事の役に立ったようね…」
「あぁ・・・そうだ・・・今度、筒見社長ファミリーを招待してホームパーティをしよう・・・」
「いいけど…じゃ佐久也さん達も呼ぶ?」
「そうだな…」