Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「睦月お前…ちゃんと食べてるか?」

「え、あ・・・うん」
豊が私達の元に来た。

「何?睦月…食欲ないの?」

「作るのは平気なんだけど…いざ食べるとなると最近、食欲が湧かなくて…」

「食欲が湧かない?」

「じゃこの唐揚げ…向こうに持って行っていい??」

「いいけど…」

豊は唐揚げの載った皿をリビングの方に持って行った。

「さっきの話に戻るけど…豊とはHしてんの??」
紗羅さんは声を潜め、私に問いかけた。
昔から、紗羅さんはこの手の話に関しては大っぴらだった。
「あ…まぁ―・・・」

「避妊はしてるの?」

「紗羅さん…向こうに聞こえたら、どうするの??」

「大丈夫よ・・・」

「しなかった時もあるけど…ほとんどはしてるわ」

「妊娠してる可能性もあるんじゃないの?」

「えっ!?あ・・・」

でも、今妊娠してたら…また…




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