Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
仮に無事に赤ちゃんが生まれ、三人になるんだとすれば…私と豊の二人で過ごす時間はとても貴重な時間となる。

でも、結局、私達が選んだデート場所はベビー服の老舗ブランド店だった。

「このベビー服可愛くない?」

「可愛いけど…色はどうするんだ?」

「男女兼用でイエローにしちゃう?」

「でも・・・まだ・・・買うの早くないか?」

「早いけど…一着ぐらいいいじゃない・・・あのベビーシューズも可愛いわよ…」

「あのなぁー…」

真剣に選ぶ私に豊は若干引いていた。

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