Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
豊の態度を切なく思っていると私の元に豊の姉・紗羅(サラ)さんが来た。
「久しぶり。睦月…大活躍よね…」
「ありがとう…」
「冷たい豊なんて放っておいて、こっちにおいでよ」
私は紗羅さんに付いて行った。
「睦月さん…」
「あ…佐久也さん・・・」
周防佐久也(スオウサクヤ)周防莉人総理の養子。
クセの無い黒髪に整った顔立ち。
豊と同じ長身でモデルのようなスラリとした体躯の持ち主。
紗羅さんと結婚し二人の間には五歳になる息子・朔斗(サクト)君が居た。
空が生きていれば、良い遊び相手になれたのに。
「早速何だけど…睦月に相談」
「何ですか?」
「ウチの朔斗がさ。お弁当がキャラ弁がいいってうるさいのよ」
「キャラ弁・・・幼稚園の間では流行ってますからね」
「そうなのよ…ウチの幼稚園でも流行ってて…」
紗羅さんは語尾を濁し、困って仕草をした。
「久しぶり。睦月…大活躍よね…」
「ありがとう…」
「冷たい豊なんて放っておいて、こっちにおいでよ」
私は紗羅さんに付いて行った。
「睦月さん…」
「あ…佐久也さん・・・」
周防佐久也(スオウサクヤ)周防莉人総理の養子。
クセの無い黒髪に整った顔立ち。
豊と同じ長身でモデルのようなスラリとした体躯の持ち主。
紗羅さんと結婚し二人の間には五歳になる息子・朔斗(サクト)君が居た。
空が生きていれば、良い遊び相手になれたのに。
「早速何だけど…睦月に相談」
「何ですか?」
「ウチの朔斗がさ。お弁当がキャラ弁がいいってうるさいのよ」
「キャラ弁・・・幼稚園の間では流行ってますからね」
「そうなのよ…ウチの幼稚園でも流行ってて…」
紗羅さんは語尾を濁し、困って仕草をした。