Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
私達は直ぐに着替え、病院の指示に従い、入院用のボストンバックを持って、慌てて車で向かった。
連絡を受けた槇村先生も駆けつけ、直ぐに診察を受け、張り止めの点滴が投与された。
「赤ちゃんは元気ですが…破水しています。
幸い、破水の量のそんなに多くはないのですが…このままいけば…十日持つか・・・」
「えっ?でも・・・子供はまだ・・・」
「臨月まで一ヵ月以上ありますが…赤ちゃんは三十一週目…今生まれても、十分生存の可能な大きさです」
でも、臨月の子に比べて、カラダの機能はまだ未熟。
出来る限り私のお腹の中に居た方が・・・
私と豊は顔を合わせた。
「そう深刻な顔をしないでください…」
「だって…まだ・・・私…この子の為なら…頑張れますから…槇村先生!!この子をお願いします!!」
「落ち着いて下さい。奥様…大丈夫ですから…入院準備の手続きをして下さい。神楽坂社長」
「分かりました…」
連絡を受けた槇村先生も駆けつけ、直ぐに診察を受け、張り止めの点滴が投与された。
「赤ちゃんは元気ですが…破水しています。
幸い、破水の量のそんなに多くはないのですが…このままいけば…十日持つか・・・」
「えっ?でも・・・子供はまだ・・・」
「臨月まで一ヵ月以上ありますが…赤ちゃんは三十一週目…今生まれても、十分生存の可能な大きさです」
でも、臨月の子に比べて、カラダの機能はまだ未熟。
出来る限り私のお腹の中に居た方が・・・
私と豊は顔を合わせた。
「そう深刻な顔をしないでください…」
「だって…まだ・・・私…この子の為なら…頑張れますから…槇村先生!!この子をお願いします!!」
「落ち着いて下さい。奥様…大丈夫ですから…入院準備の手続きをして下さい。神楽坂社長」
「分かりました…」