Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
産声を訊いても、何処か実感がなかった。
手術室から先に運びだれた保育器の中の我が子と対面して初めて実感が湧く。
「おめでとうございます…元気な男の子ですよ。神楽坂さん」
「あ、ありがとう御座います…で、睦月の様子は?」
「奥様も元気ですよ…」
「そうですか…本当にありがとう御座いました・・・」
我が子は急遽NICU(新生児集中治療室)へと運ばれて行った。
「写真撮らなくて良かったのか?豊」
「え、あ…撮るの…忘れてた…」
「何してんだ!?全く…俺の撮った写真をラインで送ってやる…」
「お母さんのも送ってあげる・・・豊」
「豊君。俺のも送ろうか?」
「皆にして…いつの間に撮ったんですか?」
「君が看護師さんと話してる間に撮ったんだ・・・俺の初孫だからな…」
手術室から先に運びだれた保育器の中の我が子と対面して初めて実感が湧く。
「おめでとうございます…元気な男の子ですよ。神楽坂さん」
「あ、ありがとう御座います…で、睦月の様子は?」
「奥様も元気ですよ…」
「そうですか…本当にありがとう御座いました・・・」
我が子は急遽NICU(新生児集中治療室)へと運ばれて行った。
「写真撮らなくて良かったのか?豊」
「え、あ…撮るの…忘れてた…」
「何してんだ!?全く…俺の撮った写真をラインで送ってやる…」
「お母さんのも送ってあげる・・・豊」
「豊君。俺のも送ろうか?」
「皆にして…いつの間に撮ったんですか?」
「君が看護師さんと話してる間に撮ったんだ・・・俺の初孫だからな…」