Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
俺が睦月の病室に向かっていると筒見社長夫妻の鉢合わせした。
「ライン見たぞ…生まれたんだって…」
「はい…今日の二時二十一分に男児が誕生しました…」
「男の子だったのか…神楽坂家の後継者の誕生か‥良かったじゃないか…」
「ありがとう御座います。でも・・・早産なんで…色々と問題はありますけど…」
俺は少しだけ筒見社長に今後の不安を吐露した。
「・・・でも・・・二人の両親は健在だし…色々と手助けしてくれるだろ?」
「はい…」
「俺達は互いに両親が居ないから…二人で何とかするしかない…」
筒見社長は隣に立つ凛香さんを見た。
筒見社長が人一倍、育児に積極的なのは俺達のように互いに頼れる身内が居ないからだとその言葉で悟った。
「凛香さんは順調みたいです・・・」
「でも・・・先日の検診で逆子だと言われたな…凛香」
「えぇ」
「それ以外は順調だ…また…日を改めて…睦月さんの見舞いに来るよ…神楽坂社長」
「はい…睦月と待っています」
「ライン見たぞ…生まれたんだって…」
「はい…今日の二時二十一分に男児が誕生しました…」
「男の子だったのか…神楽坂家の後継者の誕生か‥良かったじゃないか…」
「ありがとう御座います。でも・・・早産なんで…色々と問題はありますけど…」
俺は少しだけ筒見社長に今後の不安を吐露した。
「・・・でも・・・二人の両親は健在だし…色々と手助けしてくれるだろ?」
「はい…」
「俺達は互いに両親が居ないから…二人で何とかするしかない…」
筒見社長は隣に立つ凛香さんを見た。
筒見社長が人一倍、育児に積極的なのは俺達のように互いに頼れる身内が居ないからだとその言葉で悟った。
「凛香さんは順調みたいです・・・」
「でも・・・先日の検診で逆子だと言われたな…凛香」
「えぇ」
「それ以外は順調だ…また…日を改めて…睦月さんの見舞いに来るよ…神楽坂社長」
「はい…睦月と待っています」