Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「商品の使い心地どう?睦月さん」
「改善点は幾つかあったので、後で説明します。御堂社長」
「ありがとう…」
お菓子の調理器具の開発も手掛ける御堂社長。
私は時々、試作品の調理道具のモニターを頼まれる。
私の仕事はともかく料理に関するモノばかり。
「睦月さん、これが次のモニター商品…」
御堂社長は自らモニター商品を私に見せ、説明を始める。
此処は社長室だけど、室内の半分がキッチンになっていた。
アイランドキッチンでワークトップは特注の大理石。
「入るぞ」
コンとノックしただけで低い声を響かせて千里さんが入室して来た。
「あ・・・甘い香り」
「父さん、店の新商品の試作出来たから…持って来たぞ」
「どれどれ」
説明を中断して、御堂社長は千里さんと話を始める。
「改善点は幾つかあったので、後で説明します。御堂社長」
「ありがとう…」
お菓子の調理器具の開発も手掛ける御堂社長。
私は時々、試作品の調理道具のモニターを頼まれる。
私の仕事はともかく料理に関するモノばかり。
「睦月さん、これが次のモニター商品…」
御堂社長は自らモニター商品を私に見せ、説明を始める。
此処は社長室だけど、室内の半分がキッチンになっていた。
アイランドキッチンでワークトップは特注の大理石。
「入るぞ」
コンとノックしただけで低い声を響かせて千里さんが入室して来た。
「あ・・・甘い香り」
「父さん、店の新商品の試作出来たから…持って来たぞ」
「どれどれ」
説明を中断して、御堂社長は千里さんと話を始める。