Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「夏に向けて新商品『瀬戸内レモンのホワイトトリュフ』だ」
千里さんは持って来た容器の蓋を開けた。
真っ白なホワイトチョコのトリュフ。
飾りに削ったレモンの皮がちょこんとのっててチョコの甘い香りのレモンの爽やかな匂いのする夏らしい試作品。
「コーヒーも入ったよ。睦月さん」
「ありがとう御座います。御堂社長」
私達は千里さんの試作品を試食した。
「美味しい…意外とレモンとチョコって合うんですね…」
「味はいいけど…もう少しレモンの果汁を入れた方がいいと思うぞ。
口の中にチョコの味を残る。
夏の限定商品だ。もう少し後味はさっぱりした方がいい」
「分かった。もう一度、配合を考え直してみる」
これはこれで美味しいと思うけど、御堂社長の感想は辛口。
でも、息子の千里さんに素直に感想を訊き、父のアドバイスを受け入れた。
「もう一ついいですか?」
「いいよ…どうぞ」
コーヒーを一口飲み、再びトリュフに手を伸ばした。
千里さんは持って来た容器の蓋を開けた。
真っ白なホワイトチョコのトリュフ。
飾りに削ったレモンの皮がちょこんとのっててチョコの甘い香りのレモンの爽やかな匂いのする夏らしい試作品。
「コーヒーも入ったよ。睦月さん」
「ありがとう御座います。御堂社長」
私達は千里さんの試作品を試食した。
「美味しい…意外とレモンとチョコって合うんですね…」
「味はいいけど…もう少しレモンの果汁を入れた方がいいと思うぞ。
口の中にチョコの味を残る。
夏の限定商品だ。もう少し後味はさっぱりした方がいい」
「分かった。もう一度、配合を考え直してみる」
これはこれで美味しいと思うけど、御堂社長の感想は辛口。
でも、息子の千里さんに素直に感想を訊き、父のアドバイスを受け入れた。
「もう一ついいですか?」
「いいよ…どうぞ」
コーヒーを一口飲み、再びトリュフに手を伸ばした。