Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
よくよく考えてみれば、おかしな点はあるけど、余り気にしてなかった。
「じゃそのうちに摩弥さんが部屋に入る所も目撃するかもな・・・」
「そうかもね…」
「しかし、豊のヤツも恋人連れて来るなんて…やるな…」
「えっ?あ・・・」
私達は残ったメニューを食しながら喋り込む。
「実は…豊と摩弥さんもフェイクラバーだったりして…」
千里さんは冗談っぽく言いながらグラスビールを飲んだ。
「どうして豊が偽物の彼女を連れて来る必要あるの?」
「睦月はどうして俺を豊に紹介した?」
「それは…その…豊のコトを今でも想ってると思われたくないし当てつけよ…」
「・・・素直じゃないな…今でも豊のコトスキなんだろ?」
「・・・うるさいわね。千里さんだって都合よく私を使えばいいのよ…その為のフェイクなんでしょ?」
「まぁな・・・」
千里さんは前髪を弄り、グラスビールを飲み干した。
「で、今夜はどうするの?豊の居る六本木の自宅マンションに帰るのか?」
「貴方が泊まると言った手前…帰れないでしょ?」
「…じゃ決まりだな…」
「何が決まり?」
「お泊りだ・・・」
「・・・私達…フェイクよね…男女の関係にはならないのが前提でしょ?」
「じゃそのうちに摩弥さんが部屋に入る所も目撃するかもな・・・」
「そうかもね…」
「しかし、豊のヤツも恋人連れて来るなんて…やるな…」
「えっ?あ・・・」
私達は残ったメニューを食しながら喋り込む。
「実は…豊と摩弥さんもフェイクラバーだったりして…」
千里さんは冗談っぽく言いながらグラスビールを飲んだ。
「どうして豊が偽物の彼女を連れて来る必要あるの?」
「睦月はどうして俺を豊に紹介した?」
「それは…その…豊のコトを今でも想ってると思われたくないし当てつけよ…」
「・・・素直じゃないな…今でも豊のコトスキなんだろ?」
「・・・うるさいわね。千里さんだって都合よく私を使えばいいのよ…その為のフェイクなんでしょ?」
「まぁな・・・」
千里さんは前髪を弄り、グラスビールを飲み干した。
「で、今夜はどうするの?豊の居る六本木の自宅マンションに帰るのか?」
「貴方が泊まると言った手前…帰れないでしょ?」
「…じゃ決まりだな…」
「何が決まり?」
「お泊りだ・・・」
「・・・私達…フェイクよね…男女の関係にはならないのが前提でしょ?」