Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~

さすがは避暑地。
寝苦しい東京とは打って変わり、朝までグックリと眠れた。
肌寒く感じて、目を覚ます。

私がパジャマの上の持って来たパーカーを羽織る。
隣のベットではぐっすりと千里さんが眠っていた。

フェイクとは言え､こうして同じ部屋に泊まっている。
一回ぐらいはシておいた方がいいのかな？豊以外の男性と経験のない私は他の男性とのHに積極的にはなれなかった。

再び、枕に頭を乗せて二度寝した。

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今朝から生憎の曇り空。
雨雲が発達し、午後からは局地的に雷雨を伴った激しい雨が降るかもしれないとスマートフォンのお天気アプリでは予想されていた。

「雨か…でも、今日中にバーベキューしたいよな・・・」
千里さんがアイスコーヒーを飲みながら呟く。
「あぁ~明日は観光する予定のつもりだからな・・・」
と豊は彼に続いた。

別のコテージで夜を明かした豊たちと共に私達のコテージで朝食を取った。

「まぁ、ともかく予定通り…昼間かバーべキューだ」

千里さんは予定を変更せず、このまま決行した。