Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
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兄貴との仕事のついでにと柊さんがスクールに立ち寄った。
「その後…三つ目のスクールの話はどうなりました?亜久里の話では立ち消えにしてるとか」
「えぇ、まぁ―・・・摩弥さんの言う通りで…今の所、具体的な話はありません」
「それは残念ですね…」
柊さんは惜しそうに漏らすとコーヒーを啜った。
「んっ?」
柊さんがテーブルに置いたiPhoneが鳴った。
黒のレザーのシックなiPhoneケース。
でも、ケースに付いていた可愛いリンゴ飴のストラップには見覚えがあった。
摩弥さんが豊とペアで着けるつもりで買ったストラップだ。
「そのりんご飴のストラップ…」
「あ・・・これ…亜久里から軽井沢のお土産にもらったモノですよ…」
「え、あ…そうなんだ…」
摩弥さんは豊ではなく柊さんに渡したワケ?
兄貴との仕事のついでにと柊さんがスクールに立ち寄った。
「その後…三つ目のスクールの話はどうなりました?亜久里の話では立ち消えにしてるとか」
「えぇ、まぁ―・・・摩弥さんの言う通りで…今の所、具体的な話はありません」
「それは残念ですね…」
柊さんは惜しそうに漏らすとコーヒーを啜った。
「んっ?」
柊さんがテーブルに置いたiPhoneが鳴った。
黒のレザーのシックなiPhoneケース。
でも、ケースに付いていた可愛いリンゴ飴のストラップには見覚えがあった。
摩弥さんが豊とペアで着けるつもりで買ったストラップだ。
「そのりんご飴のストラップ…」
「あ・・・これ…亜久里から軽井沢のお土産にもらったモノですよ…」
「え、あ…そうなんだ…」
摩弥さんは豊ではなく柊さんに渡したワケ?