Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「睦月!!」

豊の大声で私はハッと目を覚めした。

「お前…何してんだ??」

「何って…」

豊は昨日とコト全く憶えていなかった。

「何だ?これ」

豊は額に私が貼った冷えピタを剥がす。

「熱出して倒れた豊をひと晩看病してあげたんだから…礼位言ってよね・・・」

私は恨めしそうに言って、立ち上がった。

「…その分だと熱下がったみたいね…朝食用意してあげるから…待ってて」

「え、あ…」

私はキッチンに行って、朝食の準備に取り掛かった。

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