Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「でも・・・二人は上司と部下の関係だ…そう摩弥からは訊いている」

「私もそう訊いてるわ…」

「お前の方こそどうなんだ?千里さんとは上手くやってるのか?」



豊は私と千里さんのコトを詮索した。

「私達は上手くやってます!!ラブラブですよーだ」

「ラブラブね…」

豊は鼻で笑い、アイスコーヒーを飲んだ。

「千里さんはお前には手に負えない男だと思うぞ」

「はぁ?」

「お前…俺しか見て来なかったから・・・男ってもんが全然分かってない」

「自惚れないでよ!」

私は豊を睨みつけた。

「千里さんは止めた方がいい…」

「貴方に言われる筋合いないわよ!!」

二人で言い争ってるとインターホンが鳴った。

「多分…瀬川だ…出て来る」

豊は椅子から腰を上げて、玄関先に向かった。

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