星は瞬き君に微笑む2










俺だけ、俺だけが着いていけなかった。当時俺はまだ中学生の餓鬼だった。だけど、餓鬼なりにご飯でも作ろうってずっと部屋で待ってた。











4人分の料理にラップして机に並べた。帰るのは夕方って言ったのに、待っても待っても親父たちが帰ってくる事はなかった。











そうして料理が冷えた頃、静かな家に届いたのは親父たちの死の知らせだった。
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