君に恋するのはいけないけれど。2

蒼、蒼好きだよ。 

これからも好きだよ。



私を置いていかないで。

 「蒼、蒼。やだよ。」  


一晩中泣いた。

部屋には、蒼との写真が一枚だけあった。


それは、二人で帰り道に私から撮ってと頼んだものだった。


 「蒼、蒼。私にあの笑顔を見せてよ。」


蒼は、優しい笑顔をたくさん見せてくれた。


本当の蒼を、感じられたんだ。
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