俺だって素直になりてぇよ。

 聖をつけてる奴なんて。怖がってる。俺が悠希と一緒に助けてやる。

 待ってろよ。


            その日の帰り

『聖のこと、よろしくね。』 

『俺らに任せて。な、海人。』 



 「あぁ、安心しろよ。」

 「俺らが助けるから。」


『ありがとう。よかった。』

 聖は、海人達が後ろにいるなんて知らなかった。聖をつけている奴も。


 
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