いつか、君の夢を見た。【完】



「白崎くん」



委員会が終わり、一人で歩いていると、しゃがんで花壇を見ていた朝夏に手招きで呼ばれた。



「なに?」



オレが朝夏に近づくと、朝夏は花壇に咲いている花の花弁をちょんちょんと触った。



「これってなんていう花?」


朝夏はまじまじと紫に花開いた花を眺める。



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