いつか、君の夢を見た。【完】



その子は立ち止まり、首を傾げてこちらを振り返った。


夢ではあまり気が付かなかったけど、目がパッチリしてて、唇もぷっくりしてて、すげぇ可愛いじゃん……。


思わず見惚れてしまうほど。



「シラ、この子と知り合いなのかよ⁉︎」


「へっ⁈違う違う!」



俺が必死に否定していると、その子はふふふ、と口に手を当てて笑った。


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