My next Prince
Prince1
「はぁ~…。」

机の上でほうづりながらため息をつく
今は、放課後席につきながら窓から見える夕日を見ている。

「どうかしたの?愁羅(しゅうら)ため息なんかついちゃって」

そう言って声をかけてきたのは、私の親友の棺月梓(かんつきあずさ)
ほぼ毎日私は梓と放課後残って2人で色々と話している

「毎日の生活のなかで、楽しい事が1つもない…。」

「そう??私には、毎日楽しいそうに愁羅は過ごしているとおもうけれど…。」

「うーん…、こうなんか、何かが足りないんだよ…」

「恋なんじゃないかな??」

「こ…恋??」

思わず声が裏返った

「ぅん。だって、今まで愁羅の恋バナとか聞いたことないし…。」

「悪いけど、梓。今まで16年間好きな人なんて一度も出来た事ないよ」

「そうなの!!??
有り得ない…。」

梓は目を大きくして驚いている

そんなに驚くことなのか…。
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