My next Prince



「色々と不安があるかもしれないけれど、愁羅なら大丈夫だょ。私が保証する!!」


梓が笑顔でそう言った。


梓の言葉が私に勇気をくれた。



「頑張ってみる!」


「ぅん!!何かあったら、言ってね☆私はいつでも愁羅の味方だから!!」


「ありがとう♪」


「もぅこんな時間だ。私帰るね。またね!愁羅♪」


「ぅん☆またね!!」


梓は帰っていった。



=====



梓が帰っていった後、私は教室で1人ボーッとしていた。


何気にこの時間が私は好き。


放課後に梓と2人きりで話すのも、もちろん楽しいけれど、こうやって1人でボーッとするのも好き。


窓の外を見ると、もぅひが少し沈んでいて夕方だった。


そらは茜色をしていてとても綺麗だった。



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