My next Prince
「うーん・・・」

何か、いまいち理解が
出来ない自分がいる

だって、いきなり
この気持ちが恋
だと言われても
分からないよ

「ついに、愁羅にも
春が訪れたか」

梓は、机の上に膝をつきながら
うんうんとうなずいている


「いまいち分からないよ~」

「まぁそのうち分かるよ
愁羅は、意外と鈍感だからね」

「私が鈍感?」

「そう、鈍感」

梓は、そう言ってご飯を
また食べ始めた

‘鈍感’と‘恋’2つの言葉が
頭の中でぐるぐる回っていた

 





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