優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
祥太君…


あなたは、本当に素晴らしい才能を持っているのね。


この素敵な音色を、このままずっと聴いていたい。


これから先も、ずっとずっと…弾き続けてもらいたい。


心から…そう思った。


気づけばコンサートの終了時間。


あっという間だった。


周りにも、涙をぬぐいながら席を立つ人がたくさん見受けられた。


もちろん私も同じだった。


感動で胸がいっぱいのまま、なんとか平静を取り戻し、会場を出た。


しばらく出てこれないだろうから、私は、先に約束したレストランに向かうことにした。
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