優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
もし2人がいなかったらと思うと、本気で怖くなった。


川崎君、痩せて髭も剃ってなくて、まるで別人だった。


私が川崎君をあんな風にしたの?


あの時、素直に別れるって言ってくれたから、もう終わったって思ってたのに。


ううん、私が勝手にそう思い込んでただけ…


私が、全部悪いんだ。


『結菜ちゃん…俺の部屋に行こう』


祥太君がそう言った時、颯君が帰ってきた。


颯君は、私達のただならぬ様子に一瞬にして気づいた。


『何があった?』


文都君が全てを颯君に説明したら、川崎君のことをものすごく怒った。


『今から結菜ちゃんと文都と話し合って対策を考えるとこ。颯も来る?』


『当たり前だ』


私達は、祥太君の部屋に入った。


この4人で同じ部屋に入るのは初めてだ。


『ごめんなさい。私…』


『怖かっただろ』
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