優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
『昔、子どもの頃ですけど、父の仕事の都合でアメリカに住んでて。中学1年生までいたんです。たまに日本の祖父の家にステイしたりして、日本語も教えてもらってました。だから、こっちで暮らすようになっても言葉には困りませんでした』


『アメリカに住んでたなんて。いいなぁ、私も1度行ってみたいな』


『結菜さん。いつか一緒に行きましょう。僕はニューヨーク州でしたから、そこなら案内できます』


『文都、それはズルい。行くなら俺も颯も一緒だよ』


『そうですね、わかりました。みんなで行きましょう』


文都君が苦笑いした。


『ちょっと話がそれたけど、まあ、お金のことは本当に俺達に任せて。昌子さんとひなこちゃんの分も。俺達がみんなで決めたことだから、本当にそこは気にしないで甘えてほしいな』


と、祥太君。


『うん…本当に…ごめんね。ありがとう、じゃあ、今回は甘えるね』
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