優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
みんなの気持ちに感謝が溢れて止まらなかった。


忙しくて大変な中、バイトとか頑張ってくれて…


本当にありがとう。


お義母さんもひなこちゃんも、きっと喜ぶね。


みんなが部屋に戻ったあと、私はまだしばらくココアを飲んでいた。


温かいのを入れ直して。


なんだか嬉しくって…


余韻に浸っていたかったのかな。


旅行なんて本当に久しぶりでワクワクする。


『結菜ちゃん』


『祥太君、どうしたの?』


『ごめん。ちょっと…いいかな?』


『…う、うん』


『さっき言わなかったんだけど、やっぱり結菜ちゃんには話しておきたいと思って』


『わかった…座って』


私は、祥太君の分のココアも入れ直しながら考えた。


祥太君、何を言うんだろう…って。


ちょっと不安になる。


ドキドキしてきたよ。


怖いこと言わないでよね、例えば…ここを出ていきたいとか。
< 136 / 204 >

この作品をシェア

pagetop