優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
私、いつの間にかそんな風に思うようになってたんだ。


みんながいなくなったら嫌だなって。


誰が好きなのか?って言われたら、まだ答えは出せないけど、でも、気づかないうちに、私の中でどうしようもないくらい大きな存在になっていたんだね。


『ありがとう…いただきます』


カップの取手に、長くて綺麗な指をかける祥太君。


入れたてのココアを1口飲んで、一息ついてからゆっくりと話始めた。


『昨日ね。3人で旅行の話をしたんだけど、その時、みんなの結菜ちゃんに対する気持ちが同じだってこと、いろいろ話す中でわかったんだ』


気持ちが同じって、もしかして…


『俺達は、みんな…結菜ちゃんを好きだってこと』


私は、その言葉にどう返事したらいいか分からなかった。


『まあ、驚いたような…でも、分かっていたような。とにかく3人とも、もう告白済みってこともわかった』


『ごめんなさい…私』
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