優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
キラキラした時間
大浴場から出たら、そこに3人がいた。


うわ!


『結姉。一緒に写真撮ってよ』


ちょっと…もしかして私を待ってたの?


『ダメダメ!こんなスッピンでは撮りません』


『昼間ちゃんと撮れなかったから、もう少し一緒に撮りたいなって思って…』


文都君が言った。


『…ごめん。本当にスッピンだから、ちょっと…恥ずかしいよ』


『スッピンはいつも見てるけど。結菜ちゃんのスッピンは普通のスッピンじゃないから大丈夫だよ』


それ、どういう意味?


『うん、わかる。結姉のスッピン、可愛すぎて化粧してる時より好きだから』


『僕は、どちらも好きです』


『文都君ズルいよ。俺ももちろんどっちも好きだけど、どちらかと言えばスッピンだって言いたかっただけ』


颯君が口をとがらせた。


『まあまあ、2人とも。まとめると、結菜ちゃんのスッピンはとっても可愛い。化粧してても、してなくても関係ないってことだから。だから一緒に撮ろうよ』


そんなことまとめられても…


スッピンの話題で盛り上がってくれるなんて、すごく恥ずかしいけど、でも、嫌な気持ちはしなかった。
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